
ただ、読書の効果は研究レベルでいくつも報告され、多くの成功者は読書が趣味になっているのが事実です。では、この違いは一体何なのか?

本当に意味のある読書は、メモとそこから作る「あるもの」によって完成します。
よくある無意味な読書パターン
まず、本を読んでも全然意味がなかった。効果が感じられなかった…。という方の多くは、以下のような読書をしています。少し心当たりがあるはず…

2時間後…

読んで満足。読後感に浸って終わるパターンです。残念ですが、これでは100%行動に移りませんし、1週間後には忘れてます。
効果的な読書法〜やるべきことは2つだけ
まず、効果のある読書とは、本から得た情報をそのまま自分の行動に活かせる読書を指します。そのために、まずやるべきことは読書中のメモです。
これはスマホでも何でもOK。メモするのは、「これは自分の人生に役立つかも…!と思った部分」です。小説や漫画でも豆知識や人生に役立つ名言が驚くほど出てきます。
メモしたら、この後が重要です。
「やること(目標)リスト」を作ろう
メモとは別に、やること(目標)リストを作りましょう。もちろん、スマホでもノートでも何でもOK。
例えば僕は、iPhoneのメモアプリで作って壁紙にしており、さらにアラームを使って、決まった時間に毎日やることリストを表示するようにしています。
単純ですが、このように、本から得た情報を行動に落とし込む「システム」を作ってしまうのです。人によっては、大きな紙にやることリストを書いて、部屋の壁に貼り付けている人もいます。
やることリストを作る際の考え方・コツ
本に書いてあることは、あくまで著者の考えや周りの環境、歴史に基づく情報なので、そのまま実行してもあなたの役に立つとは限りません。
ここで大事なのは、自分の環境(立場や目標・人間関係など)にしっかり置き換えて具体的な行動を書くことです。
よくある行動に移らない目標のパターン
よくありますが、行動に移らない目標のパターンがこれです。
当然ですが、これでは行動に移りません。
自分の立場・やりたいことを意識して具体的に書く
こうではなく、もっと具体的な目標を書きます。
例として、もしあなたが「歌手を目指す人」ならこんな感じです。
今週中にA駅の音楽専門店でコンデンサーマイクを買って、Macの曲編集ソフトを使い始める。5日が空いているので、そこを活用する。
ポイントは、自分がやるべき具体的な行動と期日を書いてしまうことです。もちろん毎日やるべきことが見つかったら、毎日やることリストも作りましょう。これだけで随分と生活が変わります。
本は「行動」を発芽させるための養分にすぎない
余談ですが、SHOWROOM代表の前田祐二さんがこんな事を伝えています。

つまり、読書には、行動という名の水とそれを与える自動システムを作ってあげなければ、何を読んでも咲かないのです。
やるべきことは習慣化させる仕組み、具体的な目標・ルーティーンワークを作ることです。本を速読する必要はありません。一冊の本から学べることはたくさんあるので。