「努力の方向性」を間違えると人生は変わらない。

方向性

ずーっと頑張ってるのに全然成果が出ない。

こういった悩みを持つ人は多いはず。この記事を書く僕は、執筆・映像制作といった仕事で生計を立ててますが、まともに食えるまで3年ほどかかりました。

その中で1つ学んだ事があります。

それは「成果を見ながら何度もハンドルを切ること」の重要性です。

よく「無駄な努力なんてない」なんて言葉を聞きますが、あれは完全に嘘なので要注意。ここでは、本当に正しい努力の積み重ね方を自分なりに解説していきます。

「この世に無駄な努力はない!」は嘘

よく「この世に無駄な努力はない!」という人がいます。スポ根ドラマやアニメでもありがちですが、残念ながら無駄な努力は普通にあります。

大切なのは努力の方向性です。

自分の勘だけに頼ってはいけない

自分の勘は時として大きな武器になりますが、基本的には頼らないでください。

ダイエットを例にしましょう。

例えば、医師から科学的なダイエット法を教えてもらいながら食事や運動をすると、みるみる体脂肪が落ちて理想的な体に近づいていくのは目に見えるでしょう。もちろんしっかり続けることが前提です。

一方で、ダイエットに無知な人が自分の勘だけを頼りに始めると、実は全く効果がない食事法だったり、あやしい商品に手を出したりと、わけの分からない方向にどんどん向かっていきます。

このように自分のあて勘に頼った計画性のない努力は、無駄な努力なことが多いのです。

小説やラノベといった文章を書く仕事もそうでしょう。今ウケているジャンル。需要があるテーマ。人を惹きつける面白い書き方を調べないまま書きまくっても、一切売れずに終わるだけです。

つまり、努力の方向性を間違ったまま、ド直球に攻めてはいけない。ということです。

下調べが「努力」を何倍にも加速させる

間違った努力をしないために、おすすめなのが「下調べ」です。その業界で今、成功してる人。トップに立ってる人が何をどうしてるのか?事前に下調べするのです。で、まずパクってみる

日本人は真面目な人が多いので「パクる=悪」と捉えてしまいがちですが、「上手い人を真似するスキル」は、この世界で超大事です。

絵が上手くなりたいなら、上手い人がどうやって書いてるかパクる。ギターが上手く弾きたいなら、動画を見てどうやって練習してるかパクる!

もう既にある程度の位置まで成功してる人がいるなら、その人の真似をして無駄な部分はショートカット!オリジナリティを出すのは、少しずつで良いのです。

この下調べも含めて「努力」なわけです。

努力の方向性は「分からなくて当たり前」

努力の方向性が最初から分かる人なんて100%いません。皆、最初は失敗してるのです。見えてないだけ。大切なのは、様子を見て少しずつ方向転換すること。

ビジネスでいうとPDCAサイクルです。サラリーマンなら一度は聞いたことがあるはず。

まず、これで成功するだろう。という仮説(Plan)を立てて→行動(Do)する。そして結果(Check)を見て→ダメなところを何度も改善(Action)するのです。

時には、一気に方向転換するのもアリですが、これはテーマによりけり。努力は、結果が出るまでに時間がかかるものがほとんどです。逆にちょっと頑張ったくらいで成果が出るものは、他の人もすぐに追いついてくるということ。

まとめると、まず下調べする→パクってみる→徐々に自分の得意な方向にオリジナル化していく→結果をみる→ダメなところを改善していく→結果を見る→改善。この繰り返しです。「細かくハンドルを切りながら、無理をしない長期戦をする」ことを忘れずに。