冷蔵庫って何年くらいもつんだろう…?
家電の中でも値段の高い冷蔵庫。なるべく長く使いたい人は多いと思いますが、一体どのくらいで寿命が来るのか?
これはおおよそ10年〜13年と考えられています。このページでは、その理由と冷蔵庫の劣化サイン・予防法を解説します。
冷蔵庫は約13年で買い替えられている
まず内閣府の「消費動向調査(2021年3月)」によると、冷蔵庫が使われる平均年数は12.9年(2人以上の世帯)とのこと。約13年ほど使われているようですね。
こちらは過去のデータ一覧です。
調査時期 | 平均使用年数 |
---|---|
2014年 | 10.1年 |
2015年 | 9.9年 |
2016年 | 11.3年 |
2017年 | 13.3年 |
2018年 | 12.2年 |
2019年 | 13.0年 |
2020年 | 12.8年 |
2021年 | 12.9年 |
2016年頃までは10年程で買い替えられていましたが、ここ最近は13年ほどで推移してます。
冷蔵庫も省エネ化が進んでいるため、その分使える寿命が伸びている訳ですね。
とはいえ、寿命はおよそ10年か
「13年で買い替えられている」とはいえ、「冷凍室が壊れても、冷蔵はまだ冷えるし…」と完全に壊れるまで交換しない人も多いです。
基本的に家電は下記のような寿命が想定されており、使い方やメーカーによっても耐用年数は左右されます。
品名 | 寿命 | メーカーの部品保有期間 |
---|---|---|
冷蔵庫 | 10年 | 9年 |
電子レンジ | 10年 | 8年 |
炊飯器 | 7年〜8年 | 6年 |
トースター | 5年〜6年 | 5年 |
電気ポット | 5年 | 5年 |
IH調理器 | 7年〜8年 | 6年 |
冷蔵庫は普通に使っていると、約10年でどこかが壊れ始めると思って良いでしょう。
なお、メーカーの部品保有期間というのは、メーカーが修理に使う部品を保存している期間のことです。
この期間が過ぎると「その冷蔵庫の部品はもう取り扱ってないんですよー」と修理を断られてしまう可能性が高いので要注意。
人によっては30年ほど持つケースもある
冷蔵庫は人によって30年以上も使う人がいます。これはなぜなのか?
皆様、おはようございます😆
悲しいお知らせがありまして、事務所の冷蔵庫が動かなくなってしまいました😢
少し気になって発売年を調べると驚愕の”1985年”‼️30年以上前の機種だったのか君は・・・
長い間大変お世話になりました、ありがとう😭 pic.twitter.com/Kw8xCtcvus
— やすもと醤油【燻製調味料】 (@yasumotoshoyu) July 6, 2021
そのほとんどは、冷蔵庫の使い方によって左右されます。
劣化のサインと予防法
冷蔵庫は、冷凍室から壊れることが多いです。そのため、
- 製氷機の氷がくっついている
- 冷凍庫のアイスクリームがなんだか柔らかい
また、冷蔵音がうるさくなってきた場合も要注意です。中を冷やすためのコンプレッサーが劣化すると、過剰な負担がかかり、音が大きくなります。
劣化の兆候として覚えておきましょう。
上記のような劣化を抑えるには、
- 冷蔵庫を頻繁に開け閉めしないようにする(温度を上下させない)
- 冷蔵・冷凍共に大量にものを入れない(その分をコンプレッサーに負荷がかかるため)
- 冷蔵庫の上に物を置かない(熱が籠る要因になるため)
上記のように使いましょう。冷蔵庫を冷やすコンプレッサーの劣化を抑え、結果として長持ちします。
冷蔵庫はある日突然動かなくなります。
なるべく計画的に、壊れる前に買い換えるようにしましょう。中の食品を全て廃棄することになりますし、いざという時に困るのは目に見えてます。