部屋に溜まるホコリにうんざり…でも、このホコリの発生源はどこから?なぜできるのか…
本記事では、ホコリの原因になっている8つの発生源を分かりやすく解説します。
家で出来るホコリと外から入ってくるホコリに分けて解説するので、参考にどうぞ。
約70%が大きなホコリ、約30%がハウスダストとして空気中に漂い、アレルギー性鼻炎の原因に。症状が酷いと…くしゃみ・鼻みず・鼻づまり・目のかゆみ・充血の原因になるため、ホコリは軽視できません。
ホコリも近くで見ると黒・黄・赤・青など…多くの色が見えますが、このような繊維が混ざった結果、灰色のホコリに見えるだけです。
目次
家の中で出来るホコリ|5つの原因
まずは家で出来るホコリについて解説しますね。
布から出る繊維(69%)
まず最も多いのは服やカーペットなどの布から出る繊維です。割合は最も多く、全体の69%。
もちろん服だけでなくカーテンや布団・シーツ・ぬいぐるみなど。大きく擦れたり、動くことでホコリが発生し、空気中に舞います。
特に気をつけたいのは服を着る時
特にホコリが出るのは、意外にも服を着る時です。これを100%とすると、脱ぐ時が35%、放る時が25%、畳む時は20%ほどの発塵量(ホコリの量)となります(ダスキン調べ)。
化学繊維より天然繊維(コットン・毛など)から出やすい
綿や羊毛などの天然繊維は、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維に対してダメージを受けやすく、ホコリが出やすいです。覚えておきましょう。
分類 | 主な繊維 |
---|---|
天然繊維 (ホコリが出やすい×) | 綿(コットン) |
麻 | |
生系・絹糸 | |
羊毛 | |
カシミヤ | |
化学繊維 (ホコリが出にくい○) | ナイロン |
ポリエステル | |
アクリル | |
ポリウレタン | |
レーヨン |
洗濯の回数が多いほど出やすい
洗濯は汚れ・臭いを取りますが、摩擦のダメージも与えるので、繊維がでやすくなります。洗濯ネットを使うと、これを防いでくれるのでおすすめです。
髪の毛・フケ・ペットの毛など(9.5%)
次に多いのが髪の毛と頭皮のフケです。髪は健康な人で1日に50本〜100本抜けます。
フケは規則正しい生活をして、シャンプーの回数を1日1回までに。ドライヤーは近くで使いすぎないように。フケを予防する薬用シャンプーもあります。
また、犬・猫等のペットの毛もホコリになります。
ダニの死骸・糞(3.4%)
1番防ぎたいのがダニとそのフンです。特に繁殖しやすいのは湿気の多いベッドや枕などの寝具、布製のソファです。お子さんやペットがいる方は気にした方が良いですね。
これは月に1回、気になるところに振りかけるだけで良い「ダニがいなくなるスプレー(ソープの香り)」を使うのがおすすめです。その名の通り、ダニがいなくなります。
なお、消臭剤のファブリーズはダニに効果がないので気をつけましょう。
食べこぼし(1.9%)
食べこぼし、そのものは2%ですが、匂いによって虫が湧くので甘く考えない方が良いです。家に赤ちゃんがいるなら、ポケット付きのエプロンなどで工夫しましょう。
紙のかけら(0.8%)
残りはティッシュ・新聞紙・メモ用紙などの欠片です。特にティッシュは抜き取るだけで目に見えないホコリがバッと舞います。ペーパータオルへ変えると、ホコリは出なくなります。
外から入ってくるホコリ|3つの原因
続いて、外から入るホコリです。
土や砂(8.7%)
外には目に見えないほどの小さな土や砂が風に乗ってきます。これが服に付き、家の中で落ちてホコリとなります。家の玄関にコロコロ(粘着クリーナー)を置いたり、おすすめです。
花粉(3.4%)
窓の換気や外出時、服に付着して家に入ります。特に花粉飛散シーズンの2月〜5月は要注意。
1時間の外出で服につく花粉の量は、1時間の換気で窓から入る花粉の量よりも6倍も多かったという研究結果があります(ライオン株式会社)。
付着をブロックするスプレーもあるので、参考までに。
排気ガス、タバコの煙・ヤニ(3.3%)
外で浴びた排気ガスやタバコの煙も服には付いてます。家に持ち帰るとホコリに変わるので、これも玄関でコロコロ(粘着クリーナー)をしたり、家を出る前に付着をブロックするスプレーをしたほうが良いでしょう。