普通自動車免許を取ると、1年間は車の前後に付けなければならない「初心者マーク」ですが、この初心者マークにはマグネットタイプと吸盤タイプというものがあります。
これは一体どちらが良いのか。結論から言うと、前後に1枚ずつ両方使うのがおすすめです。吸盤タイプのみ貼ると法令違反になるので気をつけてください。購入の参考にどうぞ。
事前注意:吸盤タイプは後ろにのみ使える
事前注意として、吸盤タイプは前のフロントガラスに貼り付けてはいけません。死角になりますし、法令違反になります。
よく見かけますが、
吸盤の初心者マークはリアガラス用で〜す!フロントガラスに貼ると法令違反になります。死角が増えてしまう場合があります。もっとパッケージに目立つように書いてくれたら認知が広まるかな? #安全運転 pic.twitter.com/c7dZeGCKY8
— サスケ@アカウントお引越ししました🚛📦引越し先は固定ツイートに (@349_SafeDriving) September 20, 2021
こちらは初心者マークの表示位置に関する実際の法令内容です。
車体の前面と後面の両方に、地上0.4メートル以上1.2メートル以下の見やすい位置
(道路運送車両の保安基準の規定により、前面ガラスに取り付けることはできない)
免許取得後の1年間は車の前後に1枚ずつ貼るのがルールですが、吸盤タイプを前後に1枚ずつに…ということは出来ないので覚えておきましょう。
マグネットタイプの特徴(前後に利用可能)
マグネットタイプは車の前後・外側に貼り付けるように使います。前はフロントやボンネット。後ろならバックドアやリアガラス(後ろの窓)部分に貼り付けるのが一般的ですね。
必ず視界の死角にならない所に貼りましょう。
メリット
メリットはとにかく目立つこと。
車の外側に貼るので周囲が察知しやすいと言えます。
デメリットは?
マグネット製品の注意書きにありますが、車体へずっと貼ったままにしておくと、このような事に繋がります。
- 強く張り付いて取れなくなることがある
- 車体のボディが色褪せることがある
- サビや白化(色ぼけ)の原因になるなど
なので「車から降りる際は必ず取り外してください」という注意書きが記載されてます。これを前後両方やるのは面倒なので、後ろは次の吸盤タイプにするのがおすすめ。
吸盤タイプの特徴(後ろにのみ表示可能)
先ほども伝えましたが、吸盤タイプは後ろ専用です。前(フロントガラス)に貼ると法令違反になるのでご注意を。
メリット
吸盤タイプのメリットは車内に貼れる所。雨ざらしになりませんし、安物を買い、高速で剥がれて吹っ飛ぶ…という心配もありません。乗り降りでいちいち剥がす必要もないので楽です。
デメリットは?
まずスモークグラスになっている場合は、見えないので使えません。また、貼り付け場所によっては、窓ガラスに少し死角が生まれますね。見る機会はあまりないと思いますが、車体の右後ろ部分に貼れば問題ないです。
まとめ
フロントにはマグネットタイプを貼り、サビや色褪せを防ぐなら乗り降りの度に剥がす。そして、後ろは1年間、吸盤タイプを付けておく。個人的にはこれが良いかと思います。参考になれば幸いです。