紙の本と電子書籍のメリット・デメリットについて|おすすめの使い分けルールも解説

紙の本と電子書籍の違い

デジタル時代の今、スマホ・タブレットで読む電子書籍に切り替える人もいれば、「本は紙が良い…」という人も多いかと。

実際に両方使うと、それぞれの良い点・悪い点が見えてきますが、具体的に何が違うのか?

本記事では両者のメリット・デメリットだけでなく、おすすめの使い分け方法まで解説します。読書法に悩む方は、参考にどうぞ。

紙の本のメリット

紙の本で読書する紙の本で読書する紙の本を買って実際に読んでいると、こんな所が良いなぁと感じますね

少し詳しく解説します。

1.家族や友人と貸しかりできる

本を貸す-共有する
友人や家族と気軽に貸し借りできるのが良い所。電子書籍はアカウントやタブレットを丸ごと貸す必要があるので、現実的ではないですね。

2.中古で売り買いできる

中古の本
紙の本(新品)は電子書籍よりも値段が約5%高いですが、中古で売り買いする場合は、逆に安く済む可能性が高いです。

例えば、マンガで有名なONE PIECE。2023年の今このマンガを全巻まとめて売ると、1冊約170円ほどで売れます(メルカリ・ヤフオクなど)

著:尾田栄一郎
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もちろん綺麗に保存しておく必要はありますが、中古で売るとかなりの節約になるので要チェック。

3.前のページに少し戻りやすい

読書する女性
紙はパラパラっと前のページに戻りやすいかな?と感じる時があります。ただ、これは慣れの問題と人によって差もあると思います。

4.本の質感や香りが落ち着く

読書
本の香りが好きな人もいるはず。表紙や背表紙のデザイン・質感、ページをめくる時のワクワク感は紙の特権かと(電子書籍が落ち着かない訳ではないです)。

5.目が疲れにくい

紙の本で読書する紙の本で読書する
紙はブルーライトの光が全くないので、目が疲れにくいです。電子書籍でも明るさやブルーライト量を調整できますが、やはり紙には敵いません。
電子書籍のブルーライトが気になる人は

Kindle Paperwhite楽天koboなどの読書専用タブレットはブルーライトがとても少ない仕様で人気です。気になる方は1つ愛用するのもアリかと思います。

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上記のことから分かる、電子書籍の気になるデメリット

電子書籍のデメリット

紙本の良い所を振り返ると、自ずと電子書籍の弱点も見えてきます。それが下記の通り。

電子書籍は…

  • 中古で売り買いができない
  • 友人・家族などと気軽に貸し借りできない
  • 本の香りが全くしない
  • ページが少しめくりにくい(慣れると気になりませんが)
  • ブルーライトで少し目が疲れやすい(Kindle Paperwhite楽天koboなどは少ない仕様)

とはいえ、電子書籍には下記のような利点があります。一概に紙が正解とは言えません。

電子書籍のメリット

電子書籍-Kindle
電子書籍は、実際に使っていて「こんな所が良いなぁ」と感じます。

下記に詳しく解説します。

1.基本的にどこでも読める

バスの中で電子書籍を読む女性
電子書籍は、読む場所をほとんど選びません。電車やバスでも片手でページがめくれるのが良い所。
もしタブレットで読むなら、サイズは8インチ以下がおすすめです。片手で操作できるので、スマホと同じように読めます。

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Kindleユーザーにおすすめなのは、読書専用のKindle Paperwhite、もしくはコスパ重視のFire HDタブレットですね。楽天で電子書籍を買う方には、Clara HDあたりがおすすめです。

2.読み放題のサービス(定額)がある

Kindle_Unlimited
©︎ kindle
定額制の読み放題があるのも大きなメリットです。

200万冊以上が読み放題となるKindle Unlimited(30日間無料体験あり)や雑誌900誌以上が読み放題になる楽天マガジン(31日無料体験あり)などが人気でかなり節約できます。

3.自分だけの本棚が持ち歩ける

電子書籍は何冊でも持ち歩ける
電子書籍は、容量の許す限り持ち歩けます。

例えば、スマホ・タブレットに32GBの空き容量があれば、500冊以上の本を保存しておけますし、購入した本はネット(クラウド)上からいつでもダウンロードできます。とにかく荷物になりません。

4.物が増えないので、部屋が散らかりにくい

Kindle端末-プライムリーディング
電子書籍は、本棚・ボックスなどの収納スペースが要りません。部屋がスッキリと広くなるので、断捨離したい方はおすすめです。

5.ダウンロードしてすぐに読める

電子書籍を読む
ダウンロードしてすぐ読めるのも良い所。新しい本も発売日の午前0時〜早朝の4時頃には買えるので、とにかく早く読めます。

6.字の大きさ・色を変えられる

電子書籍の文字の拡大・縮小機能
電子書籍は字の大きさ・色・フォントなどを変更できます。視力が低かったり、距離に応じて文字の大きさを変えたい時には便利です。

7.暗い場所でも割と読める

暗い場所でも電子書籍なら読める
バックライトがあるので、多少暗くても快適に読めます。明るさが調整できるのも電子書籍の良い所。

8.買いにくい本も関係ない

anan-表紙-買いにくい
表紙を見て「この本、買いにくいなぁ…」と思った事ないですか。露骨な表現の雑誌なんか買いにくいと思うんですが、こういう本も電子書籍なら関係ないです。

9.基本的に紙の本より約5%安い

電子書籍の値段は安い
©︎ kindle
基本、紙より約5%安いです。印刷代・人件費などがほぼ掛からないからですね。

10.割引セールで安くなることも多い

電子書籍はセールで安くなる
©︎ kindle
最大手のKindle楽天Koboでは常にセールで安くなっておりお得です。タイミング次第では、紙の半額以下で買えるので要チェック。

Kindleセール
楽天Koboセール

11.辞書やブックマーク機能が使える

kindle-辞書
分からない単語が出てきても、電子書籍ならその場で辞書が引けます。気になったページはブックマーク保存も出来るので、勉強の時にも便利です。

上記のことから分かる、紙本の気になるデメリット

紙の本のデメリット
電子書籍の良い所を振り返ってみると、紙本の弱点が見えてきます。それは下記の通り。

紙の本は…

  • 読む場所が限られる
  • 部屋が散らかりやすい(人によりけり)
  • 発売後、書店へ行かないと直ぐに読めない(ネット通販でも1日〜2日は必要)
  • 持ち歩く冊数に限りがある
  • 文字の大きさや色が変えられない(本の種類によっては読みにくい事がある)
  • 暗い場所ではライトが必須
  • 値段が高いので、中古で売らないと割高
  • セールで安くなることが少ない
  • 分からない単語が出てきても辞書で調べられない(ただし、スマホで代用可能)
  • ブックマーク機能が使えない(しおり・付箋などで代用可能)

おすすめの使い分け方法

紙の本と電子書籍の違い
使い分けるのもおすすめです。

例えば、私は下記のような本を紙で買いません。必ず電子書籍で買います。

分厚い参考書はデジタルで買う

分厚い参考書-四季報

分厚い参考書は、重くて持ち歩くのに不便です。電子書籍の方が安いですし、読み放題のKindle Unlimitedで十分なことも多々あります。

1年〜2年後は中の情報が古くて中古で売れない」というデメリットもあるので要注意。

1度しか読まないであろう雑誌もデジタルで買う

1度しか読まない雑誌は後で邪魔になるだけです。家族で回し読むならともかく、これも読み放題のKindle Unlimited楽天マガジンで十分なので、わざわざ紙で買いません。

繰り返し読むようなマンガ・小説は紙でも買う

紙の漫画の本の山

マンガや小説は、参考書・雑誌と違い内容が腐りません。いつ読んでも面白いものは面白く、読み返すことが多いです。

全巻揃えると、まとめ買いする店や個人に需要があるので、「もう十分読んだなぁ」となれば、数千円〜数万円で売ることも出来ます。友達にも貸せますし、紙で買う価値が十分にあります。
Amazon:まとめ買いストア

とはいえ、ワンピースやこち亀など、100巻を超えるような名作マンガはとにかく場所をとります。中古で売る予定が全くないなら電子書籍で買った方が良いですね。