PS5は通常版とデジタル・エディションってどっちが良いんだろ…違いが分からん!という人は多いはず。
安いのは、デジタル・エディションですが、なぜ安いのか?

目次
価格はデジタル・エディションが約1万円安い。なぜ?
PS5の定価は下記の通り。デジタルエディションは約1万円安いですが、なぜなのか?ある機能が削られているからです。
種類 | 値段 |
---|---|
![]() 通常版 | 60,478円:税込 |
![]() Digital Edition | 49,478円:税込 |
デジタル・エディションは、ディスクが読み込めない
デジタル・エディションは、ディスクが読み込めません。CD・DVD・ゲームソフトなどですね。
2つの本体をよく見てみましょう。右側の通常版には、ディスクを読み込む部分がありますが…

左側のデジタル・エディションにはありません。これによって下記のようなデメリットが起こります。
ディスクが読み込めないことで起こる4つのデメリット
デジタル・エディションを買うなら、このデメリットをよく把握しておきましょう。
1.パッケージ版のソフトで遊べない
パッケージ版とは上のように箱で売ってるソフトです。これが起動できません。ソフトを入れる所がないので当然ですね。
ソフトはダウンロード(DL)版でのみ遊べます。実際にPS4のソフトは、全体の53%がダウンロード版でプレイされているそうで、「DL版ができれば十分だよ!」というユーザー向けにコストを抑えて作られたもの。
ネット環境は必須ですね。
2.中古ソフトも遊べない

当然ですが、ゲオやBOOK OFFなどで買える中古ソフトも出来ません。名作ソフトが出回る5年後など、長い目でみると後悔する可能性があるので要注意。
ダウンロード(DL)版のソフトは中古でも売れないので、今1万円安いデジタル・エディションを買っても、お金の面で最終的に損する可能性もあります。友人からソフトを借りる…というのもできませんね。
3.DVD・ブルーレイが再生できない

通常版はできますが、デジタル・エディションはDVD・ブルーレイが再生できません。プレステで映画やドラマ・アニメなどを再生するのが当たり前だった人は、後で後悔するかも。
4.PS4のソフトは、ダウンロード(DL)版しかプレイできない

PS5は、ほとんどのPS4ゲームに互換性があり、PS4より高画質かつ高速で遊べます。ただし、デジタル・エディションはディスクが入らないので、過去に箱で買ったPS4のソフトは遊べません。
DL版のソフトは、PS4からデータを移行してプレイできるのでご安心を。
外付けのディスクドライブで読み込めないの?
外付けのディスクドライブを使えばいいんじゃ?と思いますが、できません。
実機で検証した方によると、映画などのDVDは読み込めてもゲームを起動すると「このディスクはPS5でサポートされていません(4:30〜)」とエラーが出てしまうようです。
他の性能は全く同じ。違いは重さ・サイズ・消費電力のみ
上記で解説したディスクの読み取り機能と価格。それ以外で違うのは、重さと分厚さ・消費電力の3つですね。下表のように、画質や処理速度などは全く同じです。
![]() | ![]() | |
価格(税込) | 54,978円 | 43,978円 |
重量・サイズ | 約4.5kg 幅39cm×高さ10.4cmx奥行26cm | 約3.9kg 幅39cm×高さ9.2cmx奥行26cm |
消費電力 (最大時) | 350W | 340W |
光学式ドライブ (ディスクの読み取り) | Ultra HD Blu-Ray | なし |
内蔵ストレージ容量 (データが保存できる量) | 825GB SSD | |
CPU (処理装置) | Ryzen Zen2の8コア16スレッド 3.5GHz | |
GPU (画像処理) | AMD Radeon™ RDNA (Radeon DNA) -based graphics engine | |
オーディオ技術 | Tempest 3Dオーディオ |
光学式ドライブというのは、先ほど伝えたディスクを読み取る装置ですね。通常版には、「Ultra HD Blu-Ray」という一般的な規格が採用されてます。
通常版の重さは+0.6kgとやや重くなりますが、外に持ち運ばないなら、特に気にする必要はないでしょう。
通常版の消費電力(最大時)が少し高いのは、ディスクを読み取るという行為の時だけです。ゲームはDL版のソフトで遊んだ方が、省エネになるようですね。
どっちが人気?通常版を買いたい人が約75%、倍率は?
2,000人に「皆は、どっちを買いたい?」と聞いたところ、約75%が通常版!と答えています。
二者択一の読者参加型コーナー「Game*Sparkチョイス」今回のお題はこちら!
もしPlayStation 5を買うなら…
回答の理由やご意見はこのツイートへの返信か、本日17時掲載予定の記事内コメント欄で募集します。 https://t.co/3BwoLjoi1I
※記事は公開時までアクセスできません。— Game*Spark (@gamespark) September 21, 2020
しかし、当選倍率は話が別。
こちらは、ヨドバシ.comの過去の抽選倍率ですが、基本的にはデジタル・エディションの方が倍率が高く、当たりにくいですね。通常版の方が生産数が多いからでしょう。
![]() | ![]() |
---|---|
6倍 | 10倍 |
21倍 | 41倍 |
24倍 | 49倍 |
28倍 | 57倍 |
35倍 | 16倍 |
30倍 | 64倍 |
57倍 | 28倍 |
40倍 | 91倍 |

ちなみに、発売初週に売れたPS5の9割も通常版です。
PS5 デジタル・エディション 14,184台
通常版は、こんな人におすすめ
まとめると、通常版は下記のような人におすすめです。
- 1万円高くても、そんなに気にならない。
- とりあえず、早くやりたい(当選確率が高いため)。
- ダウンロード版のソフトだけでなく、箱のソフトでも遊びたい。
- PS4で遊んだ箱のソフトをPS5でもやりたい(高画質・高速でプレイ可能)。
- 友達からソフトを借りて遊ぶ可能性もある。
- 将来的に中古のソフトを売り買いして遊びたい。
- DVD・ブルーレイプレーヤーとしても使いたい。
次にデジタル・エディションです。
デジタル・エディションは、こんな人におすすめ
こんな感じの人におすすめです。
- ダウンロード(DL)版のソフトだけプレイできれば本当に十分。実際、PS4の時は、ほとんどDL版のソフトで遊んでた。
- PS4で買った箱のソフトを改めてPS5でやる予定はない(DL版はプレイ可能)。
- DVD・ブルーレイのプレーヤーとしては使わない、もしくは別に持っているから必要ない。
- 将来的に中古ソフトを買ってやる予定もない。
- 友達にソフトを借りることも、ほとんどない。
- PS Storeのセールでソフト(DL版)を買うことが多い。

デジタル・エディションで十分な人もいると思いますが、PS5の人気ソフトは高く売れるため、差額の1万円はすぐに取り戻せます。中古ショップをしっかり活用するなら、やはり通常版がおすすめですね。