iPhoneを2年〜3年ほど使っていると、「バッテリーの持ちが悪くなったなぁ」と感じる人は多いはず。
そもそも、このiPhoneは何年使えるものなのか?値段が高い分、なるべく長く使いたい人は多いと思いますが、Appleの公式では、約3年が寿命と伝えられています(経済誌 Forbes JAPAN) 。
とはいえ、これはあくまで公式の目安。
人によって、iPhoneを使う頻度や使い方は変わるので一概に言えません。
筆者は、iPhone歴10年以上になりますが、基本は3年。長くても最大5年で変えるのがおすすめです。このページではその理由を解説します。
目次
iPhoneの寿命は約3年、その理由は…
寿命が約3年と言われる主な理由は、バッテリーの劣化です。
iPhoneに使われている「リチウム・イオン電池」は充電と放電を繰り返す毎に劣化し、バッテリーの持ち時間がどんどん悪くなっていきます。これはAndroidのスマホも同じ。
では、どのくらいのペースで減っていくのか?
約500回の充電で80%まで低下する
Apple公式によると、iPhoneは約500回の充電で100%→80%までバッテリーの最大容量が落ちるとのこと(※1)。
また、iPadやMacなども同じように劣化し、80%までバッテリーの持ちが落ちてしまう充電回数は下記の通りです。
端末名 | 充電回数 |
---|---|
iPhone | 500回 |
iPad | 1000回 |
iPod | 400回 |
MacBook | 1000回 |
実際に3年使ったiPhoneのバッテリーは79%まで劣化
なお、私はiPhone8に変えてから3年目の月だったので確認してみると、最大容量が79%まで落ちてました
バッテリーの持ちはかなり悪いです…。
ただ、バッテリーの充電は毎日しているため、充電回数は1000回を超えているでしょう。下記の使い方で、かなり軽減できていると思います。
現在のバッテリー状態(%)を確認しよう
バッテリーの劣化レベル(%)は、iPhone内の操作で確認できます。確認するには、
「設定」から「バッテリー」→「バッテリーの状態」を開きましょう。
購入したばかりの初期状態では、上記の数字が100%になっています。
3年以降も使いたい時の工夫
バッテリーの容量が落ちても、動作に問題がなければ使い続けたい人は多いはず。その際は、下記のように工夫して使うのがおすすめです。
10,000mAhのモバイルバッテリーを常備する
容量10,000mAhのモバイルバッテリーを持つと、iPhoneを2回〜3回フル充電出来ます。80%まで劣化していても、常に持っておけばかなり安心。
iPhoneは約10万円ですが、こちらは約3,000円。次のiPhoneにも使えるので、持ってない方はおすすめ。
迷ったら、Anker PowerCoreで間違いないです。筆者も2年以上使ってますが、安くて軽くてコスパ最高です。充電もかなり早い。
バッテリーを交換する
バッテリーを交換する手もあります。ただし、基本的にはおすすめしません。なぜなら、交換した所で基本5年以上は使えないからです(次項で解説)。
それでも交換したい方は、近くのApple StoreかApple正規サービスプロバイダに持ち込んで交換修理してもらうのがベターです。
詳しくは、公式ページに記載されていますが、値段は約5,000円〜8,000円。Apple Care+という保証オプションに加入しており、サービス対象期間であれば無償で交換してもらえます。
Appleの公式サイトから、自分のiPhoneの情報を入力すると、近くの店を探したり、予約も出来るので、下記を参考にどうぞ。
iPhone のバッテリー交換が必要な場合
iOSの寿命から、使えるのは5年が限界
iPhoneが使えるのは、長くても5年です。なぜなら、新しいiOSに対応できないからです。iOSとは、iPhoneの中に入っているソフトウェアのこと。
定期的にアップデートの通知が来ますが、このアップデートは5年のスパンでサポートを終えます。
例えば、執筆時の最新iOSは「iOS15」ですが、既にiPhone6は対応しておらず、アップデート出来ません。
iOSのアップデートが出来ないと、どうなるのか?
最新のiOSにアップデート出来ないと、ネットへの脆弱性が高まり、全く起動しないアプリやゲームが出てきます。
例えば、今までやっていたゲームが突如、「新機能を追加したので、iOS16にアップデートしてください」と言ってきても出来ません。
対応スパンは稀に5年から7年に延びることもありますが、基本は5年。長くてもこの数字を目安にするのがおすすめです。